2つ折りショップカードデザイン｜制作実績｜ギャラリーココチ

瀬戸市銀座通り商店街の一角にある、久米邸という古民家内に隠れ家のようなギャラリーショップが昨年オープンしました。

手しごと作家・郡山真喜子さんによる、一点もののリネンの衣類や日用品、天然石アクセサリーが展示販売されている「ギャラリーココチ」です。
そのショップカードをデザインさせてもらいました。
土日祝オープン（一部不定休あり）のため、ギャラリーオープン日をお知らせするカレンダー部分は曜日枠だけにした書き込み式。小回りが効きやすいことと、てしごとのひと手間を大事にする世界観を活かしました。

古民家の雰囲気に寄せるため、年季の入った屋根瓦みたいな黒をイメージカラーとしました。

このショップカード実は一度刷り直しをしています。

折りがある印刷で、折り部分に濃い色をひくと場合によっては色が剥げてしまうことがあります。
薄い色では目立たないのですが、今回は少し目立ってしまったので再印刷することにしました。

その際、再印刷分はこちらが印刷代を持つ代わりに、紙をマットコートから上質紙に変えて仕上がりを検証させてほしいと提案しました。

上質紙は紙の性質から色が沈みやすく、その沈み具合を正確に予測することは難しいです。

本紙での色校正は、有料オプションで追加で時間も予算もかかるため、色校正なしでの上質紙印刷はオススメしません。
ですが、今回は失敗を逆手にとり最初に刷った印刷物を本紙校正代わりとし、上質紙に変更しました。

その結果、年季が入った瓦のような色合いに近づけることができました。怪我の功名といったところでしょうか^^;

上質紙で印刷をご希望の場合は、色校正を予算と時間を検討いただくことを（強く）オススメします。