ロゴデザイン|制作実績|地域団体「わっかのたね」
地域の頭文字「わ」と繋がりを表す「わ」
性教育に関する地域団体「わっかのたね」のロゴ。
チラシと並行してデザインしました。
地域の保護者有志で始めたという設立経緯を聞いて
手しごとの温かみを残した、やさしい印象にしようと考えました。
二つの地域の頭文字「わ」でつながる「わ」。
「わ」という音の響きも字面もまあるい。
素材がいいなら、そのままメインビジュアルにしちゃうのが
一番わかりやすいし、地域の方も愛着を持てるかなと考え
ひらがなの「わ」を擬人化しました。
素材がいいときは手を加えすぎず
それを引き立てる調理を選ぶという感覚は料理にも似ています。
昔、デザインは料理に通じると思うからデザイン力をあげるため、
昼ごはんは当番制にしようと話していた、デザイン事務所の社長がいました。
当時料理が全くできなかったので、
勘弁してくれよ〜っと思って聞いてましたが
今になると、その意味がわかるような気がします。
(だからといって、他人に強いるのはなしだけどね・・・)
種が花開き、実を結ぶ
「わ」のモチーフは決まりましたが、
それだけでは「わ」がつけば何にでも流用できちゃうアイデアなので(笑)
仕上げに「わっかのたね」らしいスパイスを振りかけたいところ。
性教育を通じて自分や他人を大切にする心を身につけ
子どもたちが巣立っていき、やがて地域超えてに根付いていく。
打ち合わせで話してくれた有志のみなさんの温かな願いと人柄。
それがいつか花開き、そして実を結ぶように
お花兼綿毛のイメージを添えました。
ロゴは、今を切り取るだけでなく
そのロゴを用いる人の未来の道標になる
そんなデザインを提案できるようになれ、と教えられてきました。
ロゴを見るたび、クライアントさんが初心に戻り、
「もうちょいがんばってみっか!」と奮起できるような、
そんなロゴを作れるようになりたい。
まだまだ未熟者ですが、毎回そう思いながら取り組んでいます。