画像検索のコツ2
前回からの続きです。
今回はベーシックな検索ワードでは
ピンとくる画像が見つけられなかったとき、私がよくやる対処法の1つです。
連想ゲームで幅を広げる
例えば、「キャリアアップを目指すセミナーの広告」のビジュアルと考えるとき
あなたなら、どんなイメージを想像しますか?
「キャリアアップ」で検索してみるとこのくらいでてきます。
もちろんこれでもOK。
写真ACより検索引用
では、もうひとひねり、バリエーションを増やすなら?
そのセミナーを受講してキャリアアップするとどうなるでしょうか。
未来の姿を想像してみましょう。
- 転職できる?
- 社内でステップアップできる?
- 収入があがる?
- 生き方の幅が広がる?
- 知識が増える、学びが深まる
- 人が羨むような華やかな暮らしができる?
- 人脈が広がる? などなど
例えば)
「人脈が広がる」だとすると・・・
人の輪、つながり、笑顔、仲間、会話、集合、コミュニケーション
といったキーワードが浮かんできませんか?
それを踏まえて、次のような検索ワードの組み合わせを考えてみました。
オフィス 会話 笑顔 階段
写真ACより検索引用
階段の上方に目線が向いているものや、上がった先で人の輪ができている写真をキャッチコピーと組み合わせて、
上昇意欲やキャリアアップした先で待っている人のつながりを匂わせられそうな雰囲気をつくれそうな気がしませんか?
検索ワード(言葉)を広げると、絵(画)も広がる
これらはほんの一例ですが、視点を少し変えると選択肢も変わっていくのを少しでもイメージしていただければ幸いです。
「人が羨むような華やかな暮らしができる」とかだと、また違った答えがでるかもしれません。
チラシにおける絵(画)の役割
かなり雑な分け方ですが、大雑把に2方向あると私は考えます。
絵(画)の役割
1)言葉を絵で説明する「図」的な役割
2)紙面ではあえて言葉にはしない、行間や空気感を「匂わせる」役割
2)は少し難しいですが、こちらを意識すると選択の幅が広がり、アイキャッチとして「映える」ビジュアルを使えるチャンスも増えます。
「映える」を大事にする理由
一瞬で印象を残す「絵になる」ことは、言葉にはやや不得意分野です。
絵(画)を用いる時ここを軽視すると「伝える」意志が弱まってしまいます。
言葉と多少離れていても、完全に外れてないければOKくらいまで、連想で幅を広げる理由はここにあります。(全く脈薬のないアイキャッチは、印象と内容の落差を生む誤解の元なので、ベターな選択ではないと私は考えます)
言葉と絵の距離を掴み、絵に意味をこじつける力(笑)が、デザイナーを支える力の1つですが、
これはある程度の数をこなすことで頭がこなれて、身についていく性質のものだと考えます。
関心のある方は慣れるまでの補助輪として、チラシ添削で私の場数をつかっていただければ、と考えています。
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