思い込みが消える瞬間
ある日の夕方。
年一の挨拶と契約内容の確認にこられる保険会社の担当さんが
今年は営業所のトップの方を連れてやってきました。
何か新しい保険のセールスか?(保険料これ以上払う余裕はないぞ!)
玄関をちょっぴりだけ開けるという心の閉じ具合があらわれた応対していると、
保険の追加勧誘ではなく、まさかの保険会社へのリクルートでした。
意外な展開にポカーンとしている間に手短にメリットを訴求、
あなたは見込みがありそうだからと心をくすぐり(営業経験皆無だけど)
本人じゃなくても良い人がいれば是非というぬかりない手際の良さ。
鮮やかな話術に、肝心の書類を渡しそびれてしまいました。
さすが営業会社で上までのぼる人は、短い時間で印象を残し、
人の心を掴むの上手いもんだなぁ‥
渡すハズだった書類を探しながらふと気づきました。
「営業」ってこんな風な場面でしかしないもの(してはいけないもの)という
固定観念にとらわれてたかもしれない・・・。

見つかった書類を手に再度担当さんに連絡し、近くにまだいたのでもう一度寄ってもらいました。
そして、提出書類と一緒に名刺とデザインしたチラシの見本を数枚渡し、
「こんな仕事やってます。もし営業所でチラシがつくりたいときあればご検討ください。」
人生初のリクルートに、人生初の営業で返しました。
思い込みが消える転機って、
目をこらしたら案外と暮らしのあちこちに転がっているものなのでしょうね。
名刺100枚渡すのに4年かかった理由
もちろん、何かを期待してではないけど、
プロの営業さんの仕事ぶりをみて、小さな接点も見逃さず、
芽がでなくても腐らず種まきすることの大事さを教えてもらった気がしたので、
学ぶは真似るの精神で試しました。
名刺が早く減る人ってこういう機会を取りこぼさず、抜かりなくやれる人なんでしょうね。
自分が100枚の名刺を渡すのに4年かかった理由は、ぼ?っと人付き合いしてたからですね(笑)
営業という仕事を知ってるわけではないですが、
目的達成のため倫理的・合法的なありとあらゆる手段で人間関係つくりだしていく工程は、
デザインとはまた違うクリエイティブみがあるなぁと感じました。
エビデンス?はありませんがこれまでの経験から、
専門知識や経験がなくても広告の勘所が、舌を巻くほど良い方がたまにおられます。
そういう方の背景を知ると、接客や営業部門で結果を出していた方だったというのが
共通していることが多かったです。
やり直しが効かない対人関係の中で、加減や塩梅を測る能力を磨き
コミュニケーションを創造する力が高いからこそ、広告を通してのそれも得意なのかもしれません。


