A4チラシ|制作実績|とよたプロボノシナジープロジェクト
職場・家庭・世代を超えてプラスαな居場所をつくる「プロボノ」という生き方
この取り組みに関わらせてもらって3年が経ちます。
といってもこの2年は主に広報物の制作支援といった
本職でのスポット的な関わりですが
子どもが小学生にあがったことを機に
本年度からもう一歩踏み込んで裏方としても参加したいと考えています。
自ら市民活動を立ち上げるほどではないけど、
子どもも手を離れ地域に目が向けられるようになった
仕事で培った経験を自分の暮らす街のために活かしたい
そんな想いを持つ方と市民団体を結ぶのがこのプロジェクトです。
堅すぎず、柔らかすぎず、尖りすぎず
先進的な取り組みはとっつきにくさがあるので
堅い印象になりすぎず、でもあまり尖りすぎない
硬軟のバランスを考えながら紙面づくりをしました。
デザインは手垢が大事と若い頃教えられてきました。
当時は
「何いってんのかサッパリわかんない。適当に相槌うっとこ」
でしたが、20年近くたって最近そのあたりのさじ加減が
ようやく少し掴めてきたように思います。
役所のチラシラックに置かれることを想定し
●悪目立ちしないこと
●清潔感があること(不快感をあたえない)
を抑えつつ人の目にひっかかる
小さなズラシやハズシを主にまぶすよう心がけました。
この辺の塩梅はファッションなんかにも通じる感覚かもしれません。
やりすぎはくどさに繋がり不快な印象を与えます。
細部の積み重ねが印象になる
これも別の師から教わった言葉です。
おそらく二人とも本質的には同じことを指していると今はわかります。
細部の表現をどうするかを考える際に大切なことは
「相手の言葉を聞くこと」です。
アイデアのヒントは大抵クライアントの言葉に含まれています。
どこかに埋まっているヒントを早く的確に見つけるには「聞くこと」と
「普段から見聞を広めておくこと」だと私は考えています。
これからもデザイナーでいるためにはデザインから離れる時間が必要。
裏方に参加する理由です。
ただちに影響があるわけではないが、机に向かっていない時間の厚みこそが
いざ、デザインをするときの骨太な背骨になるハズだと私は信じています。