A4チラシ|制作実績|性教育講座チラシ
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子育て当事者のワタシとデザイナーのワタシが交わる
豊田市内の小学生の保護者有志がつくった、
性教育を広める市民団体「わっかのたね」
そちらのロゴと告知用チラシのベースデザインを作りました。
チラシは初回の内容をもとにデザインし、
以後は文言を差し替えたりして使えるよう
可変部分と固定部分の整理整頓を丁寧に進めました。
また、プリンターで印刷して配布することも視野にいれ
四方の余白は白く切れても影響がすくないよう
余白を多めでも違和感のないレイアウトしています。
性教育というのは、
別にセックスハウツーを教わることではなく
自分の身体・意思を大切にする、
自分と同様他者の身体・意思も尊重する。
自他の境界線を一番身近な自分のカラダと繋げて
腑に落とすこと、と私は思っています。
娘の学校でもプライベートゾーンの学習がはじまり
親としても、知りたいと思っていたところの依頼でしたので
デザイナーの私と母の私がシンクロしました。
真面目すぎず、くだけすぎず、細部の積み重ねで印象をつくる
デリケートな内容を含むチラシなので、
不快感を与えないことが
いつも以上に求められます。
温かみがあり親しみやすい
印象づくりを目指し、
イラスト表現も性的役割の
ステレオタイプを固定しないよう
ディテールに注意しました。
![](https://kycld.com/wp-content/uploads/2022/10/IRASUTO-1024x1024.jpg)
![](https://kycld.com/wp-content/uploads/2022/10/TOYOSUTA.jpg)
イラストデビュー
そのイラストですが、イラストレーターさんに描いてもらうつもりの
下書きをそのまま気に入ってもらえ、
人生初の自分の描いたイラストが印刷物になりました(笑)
プロの手のものとは比べものになりませんが、
保護者が立ち上げた地域の性教育講座
という活動趣旨にはマッチしてるかな?と
この部分はいち保護者として参加しました。
性教育は子離れの第一歩
このチラシの制作と時期を同じくして、
娘の学校でもプライベートゾーンについて学習がはじまりました。
●親子であっても許可なく身体(特にプライベートゾーン)は触らない、触らせない
●親は子のNOの意志を軽んじない
性教育を親子で共有することで、
無意識に乳児の頃の感覚のまま、子に接していた自分を自覚しました。
親子の距離を赤ちゃんから子どもへと、変えていくきっかけになりました。
(まだ全然できてませんが・・・少しずつね)
子離れできそうにない私のような親には、
段階を追った性教育ってそういう点でも必要かな、と思っています。