A4チラシ|制作実績|中高年セカンドライフ チラシ
「読むことへの負担」を小さな配慮を重ねて少しでも軽減する
市内の公共施設のチラシラックをチェックし、タイトルが埋没しないように
どんな催しが行われるかを紙面の上1/3くらいに収めるようなデザインにました。
加齢に伴い、文字が読みにくくなったり、そもそも「文章を読むこと自体が億劫になる」といいます。
表やアイコンを用いるなどして、できるだけ文章の羅列だけにならないよう注意しました。
それに加えて、小さな文字でも可読性の高いUDフォント(ユニバーサルデザインフォント)、
背景と文字の色の明暗差をしっかりつけることで、
読む負担が少しでもすくなくなるよう注意しました。
※一応、MUDアドバイザーの資格も取得しております。
MUD検定とは・・・老眼や白内障の中・高齢者や色覚障がいの方々などにもわかりやすい印刷物、Web、サインなどを、制作・発注できる知識・技術を習得すること
https://www.media-ud.org/assay/
チラシは目に飛び込んでくるもの
広報でも掲載されている内容ですが、日頃広報に細かく目を通す人はどのくらいいるのでしょうか。
子どもが産まれてからは、目を通すことが増えましたが、平日フルタイムで就業していた頃はどうせ平日は行ける時間もないし、と市町村でどんなことをやっているか、ほとんど関心を持ちませんでした。
土日でも足を運ぶ機会の多い公共施設のチラシ置き場は、仕事に子育て、そして介護も視野にはいってくる、忙しいミドル世代の市民に向け情報を視野に入れる数少ない機会でもあります。土日でも相談ができる行政の窓口があること、漠然とした将来の不安を、休みに気軽に安心して相談できる場所があることを、一人でも必要な人に届いてほしい、そんな思いでつくりました。
常にクライアントのその先にいる、「人の暮らし」を生活者の実感と想像をしながら、デザインに取り組んでいます。