A4チラシ|制作実績|子ども向け研修チラシ

戦略会計ゲーム(MG)を子ども向けに

今回の制作実績は、戦略会計(MG)ゲームの募集チラシです。

愛知県知立市でこのMGの講師であり、長年大人向けにセミナーを主催しているGOLGO社労士事務所さんから、子どものキャリア教育の一環として、子ども向けにMGを企画したいということで、チラシ制作に関わらせてもらいました。

【MGとは】昭和51年に西順一郎氏がソニーCDIで開発した経営教育の手法で、「モノポリー」「人生ゲーム」「プレイボス」等をベースにしたミニチュア企業を使った一人経営ゲームです。本格的な決算がついた経営系ボードゲーム、と理解してます。

会社員時代に足掛け75期ほどこの研修に参加しました。MGの魅力を言葉で説明するのは難しいので、ここでは割愛しますが強いていうなら「辛面白い」。
決算ができるようになると自転車に乗れたときのような自信がつくし、そこからが面白くなるので、娘がそこまで体験してくれたらという密かな野望をもっています。(今のところ首を縦にふる可能性は0ですが!)

ですので、個人としてもぜひ協力したく、即答で依頼を引き受けました(笑)

MGの良さについては、GOLGO社労士事務所さんのサイトにわかりやすく書かれているので、興味のある方はご一読ください。
アイキャッチがキモ

というわけで、今回のテーマは、娘をどうそそのかす・・・誘えば「面白そう」と思ってもらえるか?をテーマに、原稿のリライトとデザインしました。
対象は小学5年生〜高校生。
友人の子どもにそれとなく聞いてみたところ、今の子どもはビジュアルがイケてないと見向きもしないという辛辣なご意見を頂戴し、メインビジュアルは描き下ろしに。予算についてもクライアントに再検討をお願いしました。

小学生キッズの空気感を掴める人と言えば・・・この人しかいないと
雑原商店さんに、お願いしてイラストをかきおろしてもらいました。

子どもの心を掴むのはもちろんですが、実際GOを出すのは保護者なので、アイキャッチは子どもに向けつつも、全体の紙面構成や細部の要素は、大人を意識してつくりました。

こんな感じでラフかいてお願いしてます。
おもちゃに見える

チラシも仕上げにはいった頃、子どもがカンプをみながら「もっとおもちゃが大きくみえた方がよくない?」とポツリ。
いただきストリートやモノポリーが好きな娘には、これが「おもちゃ」に見えるのかと、そこで初めて気づきました。

「子どもってこういう好きでしょ」とか「MGってこういうもんだろ」という思い込みと、子どもが思うそれは違う。デザイナーとしてもですが、親としても、ハッとさせられた瞬間でした。

チラシも少しは役立ったのかわかりませんが、初回としては上々の参加だったそうで、
学校だけでは学べない面白さを一人でも気づいてくれる子どもがいたら、と密かに願っています。

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