冬の印刷入稿の注意点
雪による納品遅延にご注意を
地元の印刷会社ではなくネット印刷が主流になったことで変わったことの1つが
配送時、雪の影響がより強くなることです。
ネット印刷の大手2社はいずれも京都が本社。
工場も京都に集中しています。(プリントパックは東京と分散傾向)
入稿はネット上でできても、印刷した現物を配送するのオンラインではできません。
入稿したデータがどの工場で刷られるかを、ユーザーが指定できるわけでないため、
たとえば京都で刷った印刷物を愛知に納品の場合、
豪雪地帯で有名な関ヶ原を通ってくる可能性が大なわけです。
対策は余裕のあるスケジュール
というわけで、ネット印刷をご利用の場合、
冬場は不測の事態に備えた、余裕のあるスケジュールでのご利用をオススメします。
納期必着の仕事の場合、印刷費用は高くなりますが、
短納期で指定し、少なくとも2〜3日は余裕をもっておくと安心です。
雪以外の不測の事態
雪だけじゃなく、データトラブルや届いてみたら色が思っていたのと違っていたなどの、アクシデントが印刷にはままあります。
1)入稿データの不備
プリントパックならクイックデータチェックを使うと、データ作成時のエラーのチェックはもちろん、
裏表や、折りの面付間違いなどは、この方法で入稿すると安心です。データチェックが完了してから印刷期日がカウントされるので、
ここでつまずくとその分納品がおくれます。毎回ドキドキです。
2)色が違う問題
まず、印刷する印刷会社の色見本を資料請求し、印刷会社の刷り色のイメージを掴んで制作するのがオーソドックスですが、
一番安全なのは、色校正を出すことです。
予算・納品の都合で今はカットすることも多くなっていますが、発色が違っているなどのトラブル防止のため推奨します。
(今まさにその渦中で色校を出す必要性を痛感中です💦)
色校追加する場合の留意点
●追加費用が発生する
●入稿→色校印刷→配送→色校確認→OKなら本印刷→1往復やりとりが増える(納期に余裕が必要です)
その他、ご使用のモニタの発色が良すぎる場合も、印刷がモニタで確認したときと色が違う!と感じることもあります。
RGB(モニタ)とCMYK(インク)の色の違いについてはこちらの記事へ。
※最近では、RGBの印刷もありますが、主流はCMYKでの印刷です。
何回も繰り返して恐縮ですが、
印刷で一番大事なのは余裕をもったスケジュールです(切実)
天候不順など予期せぬことは、雪以外にもありますので、
どうぞ、どうぞ入稿はお早めに(切実!)