営業はコツコツと

今年、豊田市が行なっている起業プラン作成講座に参加した縁で、
同市が主催するビジネスコンテストの最終発表会を聞いて来ました。
こういう華やかな場は大変苦手なので(笑)あまり普段は出向かないのですが、
今回は親しい人がでることもあり、応援したくて足を運びました。

登壇者の方のプレゼンはどの方も、相当練り上げて来た様子が伺える聞き応えのあるものばかりでした。評価されることへの不安や、当日に至るまでの苦労を想像すると、胸にくるものがありました。

内容に共感するしないにかかわらず、作り手の想いや意図が明快で練り上げられたものには、一種の緊張感と芯の強さがあり、美しく感じます。
裏方仕事の自分には関係のない世界だと、どこかで線をひいていましたが、
プレゼンテーションも、意図をもって何かを表現するという点では、デザインや広告に通じるものがありますね。
苦手だと避けてばっかはいかんな・・・と反省しました。

営業はコツコツとを検証する

そして、今回のもうひとつの目的は、コツコツ営業をやること。
こうしてブログを書きはじめ、そして先日プロの営業さんから営業され、
ひとつ自分に足りないことに気づきました。

営業は芽が出なくても、面倒でも、コツコツやる。

恥ずかしい、ガツガツしてる、成果でなかったら無駄足という、
変な自意識が邪魔して、そういうコツコツした努力から逃げたんですね。
ようは格好つけです(笑)
で、今回せっかく外にでるなら、とちょっとだけ名刺とウェブサイトに手を加えて、
チラシ置き場に置きました。

結果は4/10

試験的に10枚おいたうち、4枚がなくなっていました。

突貫作業のやっつけ仕事で、0でもおかしくないとおもっていたので、上出来。
私はのんびり人の話をきいている間に、0円で延べ4人には何某かの接点がもてたわけです。
これって1人で仕事する人間にとってはプチボーナスじゃありませんか(笑)

日頃の準備が大事。アナログは鮮度が表現できるともいえる。

広告を用意しようと気づいたのは1週間前。
お待ちいただいているクライアントさんもいる中で、とても自分のことまで手が回らず、
前日、子どもの工作に付き合うフリして、片手間で名刺を加工して間に合わせました。(土日は娘優先デーのため)

もちろん、見栄えがよく垢抜けた広告を用意するに越したことはありませんが、
どんな人がくるか想像し、手書きPOPよろしく臨機応変にコピーを決めて
ギリギリでも間に合わせられるのは、アナログの良いところでかなと思いました。

平時の備えがこういうときでるなぁと痛感しつつ、諦めたら勿体無いのでできることはやる。
やらなきゃ0、ですから(笑)

品目ごとの簡易な営業案内

今回試みて気づいたのは、
目にする人の属性に合わせて紙のチラシを何パターンか用意しておく必要性。
ウェブでいうところのLPみたいなやつですね。
紙版のこういうのがあると、いざというときフットワークが軽くなりそうな気がします。

完成度はスライド以上チラシ未満まで下げても、
足のはやい広告は完成度より鮮度を優先する、という考え方もある。
パワポやキャンバでつくってその都度、プリンターで出力するだけでもいいかもしれません。
スーパーや市場の手書きPOPみたいな鮮度の良さは、ハマる場面ではハマるわけで。
試してみて気づいたことを、次にどこかでまた検証してみたいと思いました。

営業という仕事は決して得意ではありませんが、
コツコツやるという自分の普段の仕事にも共通するものがあると、
最近は、恥ずかしさより好奇心が少し上回って、色々試したくなります。

なんで人見知りで社交が超苦手な性格に不向きな仕事好きになってしまったんだ、と
思うことも正直よくあるんですが(笑)
なんだかんだで、やっぱり広告デザインが好きなのかもしれません。

この仕事が、いつまでも社会から信用され必要とされる仕事と思っていただけるよう、
これからも、等身大で真面目にコツコツやっていこうと気持ちを新たにしました。