コピーが変われば、デザインも変わる
ロゴ、ウェブサイトと併せて、言葉工房トムさんの
ランディングページのバナーデザインをやらせていただきました。
こちらは、本サイトとは目指すアプローチが違うので、
コピーのテイストも異なります。
コピーが変われば当然デザインも変わるということで、
あしらいから色使いまで、ややチラシ寄りに調整して印象を変えました。
こういう「ボール1個分印象を変える」みたいな仕事、好きです。燃えます(笑)
メインターゲットの中高年男性を意識した野球モチーフのコピーであることと、
商圏エリアとだいたい一致していることもあり、地元球団風なカラーリングを意識しました⚾️
打ち合わせ中、野球の話から社長さんの人となりが見え、そこから緊張が解けたおかげで、アイデアがひろがった経験が私もあります。
コピーの仕事もデザイン同様、クライアントと忌憚なく話し合える関係が大切な仕事ではないかと思います。
ちょっとした遊び心をちりばめることで、距離を近づけるお手伝いができたら、と思いながら制作にあたらせてもらいました。
広告はコミュニケーション
クライアントと自分との、そして、発信側と、広告を投げかける顧客との
キャッチボール(やや一方的な)だと思っています。
デザインは整理整頓の記事で引用した、アートディレクター・葛西薫さんの言葉
- 「あ、いいな」と思うものは、カッコつけていたものとかが全て抜け去ったときに撮れます。ぼくらとモデルが心を許しあったときです。それはとてもうれしい経験で、やめられなくなります。
- 「いいな」と積み重ねた広告を好きになってもらい、商品自体の良さ、「いいものはいい」を伝えることを大事にしています。
これは抽象的な精神論でもなんでもなく、
広告という行為の根っこ部分を示していると思います。
人と人とのコミュニケーションが商品の根本であるならば
人格を磨くことというのは、技術と同等に大切なことではないか、と考えています。