色とデザイン


打ち合わせで「聞く」モードを視覚化するとこんな感じの白の世界。


そこから、デザインを起こしていくときは深海のような濃紺の世界。

聞くでつかんだアイデアの尻尾を捕まえて
それをより骨太にするためのキーワード、キービジュアルを潜って探す。

実際水の中にいるわけではありませんが、このイメージが頭にある時間はとても息がつまります。
潜っている時に色々やらかしたので、夫が真剣に「病院にいった方がよくない?」と心配されたこともあります。

※子どもが保育園に通っていた頃、送ったあとに車できたのを忘れて考え事しながら歩いて帰り、
 まる二日忘れて放置し、三日後に盗難に遭ったと大騒ぎしたこともありました・・・・


こんな感じに、私は物事や感情を「色」に置き換えて捉えることが多いです。
昔「カラーセラピー」をかじったことも影響があるかもしれません。

きっかけは、受講料金を一桁読み間違えたことでした。

色彩能力検定の内容とはまた切り口が違って面白そうだし、
仕事にも使えるかもという軽い気持ちで申込ました。
有給をとっていざ受講してみたら、金額が違うと知ってびっくり(笑)
でも、有給とるのにどんだけ苦労したかと思ったら「もったいないから、やるか」

セコイ理由です。

やめた理由は単純で、色が人の心の何を反映するか?に興味があるだけで
「他人の心を癒す」というケアの部分に関心がない人間が関わるのは
不誠実だと思ったからです。

もうだいぶ昔に削除してしまいましたが、
独学で勉強した色に関する備忘録ブログも5〜6年くらいやっていました。

そこで身につけた色に関する雑学は、今でもデザインにちょっとだけ反映されてます。


カラーセラピーも、キーワードからイメージ(物語)を広げていくところは
デザインのプロセスにちょっと似ていて、
配色にはこの経験がいきているかな、と思います。