添削モニター|Before after|おまけと反省

ビフォーアフターの後日談です。

おまけと反省

納品したあと、時間を置いて改めて見比べていたら、2つ見落としに気づきました。

1)インスタ用に使いやすいレイアウトか検証し忘れ
2)ココチのデザインテイストへの寄せ方が甘い


読みやすくすることに意識が行きすぎて、元のデザインの持ち味を活かし切れていませんでした。
デザインについてはOKをいただき完了しましたが、
このままでは自分が納得がいかないので、検証することにしました。

●まずは、書体の選び直し。
読みやすさを優先して選んだ書体がゴツすぎる気がしたので、細いものにチェンジ。生じる文字の読みにくさは
半透明のフレームを下に敷くことで回避します。(Photoshopはできるだけ使わない方法で検証します。)

●次に色味の調整。
メリハリがつきすぎていたのを、元デザインの色味を参考にしながら読みにくくならない程度に和らげます。
最後にインスタに投稿テストしてチェックして終了。

同系色でまとめていた元のデザインの持ち味を反映しました。
インスタで確認してタイトルが切れないかチェック
チラシは短い時間の中で折り合いをつけるのが常

納期が迫っていたこともあり、一旦つくったデザインを一晩おいて、見直しをしなかったのが原因です。
限られた時間内でよりベターに近づけるため、道具を手になじませること、表現の引き出しを増やし判断スピードをあげることが必要で、そのためのモニター市場調査でもあります。

反省点1)キャンバのデータ手直し日数は通常の仕事より少し長めに見積もる

細部の積み重ねが印象をつくる

Adobeのアプリが高額でプロ仕様といわれるのは、派手な効果より文字組みや選択範囲を指定した画像処理などの地味作業が、差し替えや修正のしやすいデータで作りやすいからなのだと、キャンバを触わることで再認識しました。
この地味作業の積み重ねが、パッとみたときの印象を作る土台だということを、改めて突きつけられた思いです。

反省点2)限られた手法の中で印象を高める方法の検証

クリアデザインはキャンバで制作するときの秘密道具

とはいえ、いざとなればAdobeなどCANVA以外のものを併用してブラッシュアップはします。
使ったらいけない理由はないのと、
チラシとして世の中にでればどんな環境で作ったは関係なく、単純に印象で判断されるからです。

私たちは、他者の内心を推し量ることしかできない生き物です。
人は損得だけでは動くとは限らず、また感情を動かされたときには、想像を超えた行動もします。
ままならないから人の心は面白く、分かり合えないことが普通で、

共感や行動まで促せるのはかなりの幸運だと思いませんか?
ですから立ってる者は(倫理観の許す範囲で)親でも使う姿勢が大事です(笑)

クリアデザインが、みなさんが自主制作するときの秘密道具みたいな役割になれたら、
安心して制作にあたれるのではないか、と想像しています。

クリアデザイン営業時間 平日9:00-15:00

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