キャリアモデルプロトタイピングを体験

キャリアモデル開発とは

本業を頂点に、自分の幼少期からの生き方や価値観をもとにしたオリジナルの「仕事・生き方」を作り出し、それらを互いに影響させながら、ロールモデルのない時代に等身大の自分の生き方を創造していくという試みです。
キャリアモデル開発士とは、各人にあったオリジナルのキャリアづくりを伴走する存在で、現在全国各地で開発センターがオープンしています。

A4|認定証デザイン
今回、キャリアモデル開発士の方にお世話になりました。

以前、制作実績でご紹介した認定証のデザインは、こちらのキャリアモデル開発士のものです。概念や存在は知っていましたが、実際自分のキャリアモデルとつくったことはなく、
今回は、上記のようなキャリアモデル開発図を、90分という時間内で可視化してみるという試みに参加させてもらいました。

90分で出来たキャリアモデルはこれ!

今回、90分で作った私のキャリアモデルです。
私に3つもキャリアパーツなんてあるのかなぁ?と半信半疑ではじまったのですが、
本業の「クリアデザイン」のほか、
「ロマンと真理の探究家」
「人見知りブロガー」
をいうキャリアパーツがでてきました。

ロマンと真理の探究家は、今現時点では仕事と呼べるものではないですが、
自分の根幹にある価値観で、もし私にライフワーク的なものができるなら、
この価値観に沿ったものになるのだろうと予想します。

人見知りブロガーは、おそらくウェブマガジンでのコラムがそれで、
書くという行為は、自分にとって自分を表現する手段のひとつになるのかな?と感じました。
自分の書きたいものの方向性がビジュアル化できたことも収穫です。

この3つがうまく循環していけるようなライフワークバランスの確立が
私にとって「充実した人生」と呼べるようなものになるのではないかな。

プロトタイプ(試作品)の意義

通常、自分のキャリアモデル図の作成には、時間を要するそうです。(幼少時から掘り下げていくケースもあるなら当然といえば当然ですが・・・)
しかし、そこにはひとつの落とし穴が生じます。

それは、時間をかけてつくると「作ること」労力と時間をかけてしまうこと。
このキャリアモデルを作成するにあたって、本当に大事なことは「作ってからどう行動するか」

つまり「まずは業入(やってみる)、それから理入(理屈を知る)」が肝要と。

90分という時間でつくると決めることで、
完成度は目をつぶってでも、まずたたき台をつくる、ことができるわけです。

これは、デザイン業務でもよく行う手法で、
方向性に曖昧な点があるときは、
まずは一旦完成度はひくくても可視化出来るたたき台をつくり、
それをもとに、問題点や、物事の優先順位を洗い出し
そこからデザインを詰めていきます。


完成したものは、これで完成ではなく、
作ったものを参考に行動しながら、検証し、また改良を重ねていく・・・
そうして徐々につくりあげていくのは面白いな、と思いました。

仕事であり生き方でもある「デザイン」

キャリアモデル作成には、人生のテーマを書き出す箇所もあります。
今回、一番「おぉ!」と思ったのは、色々話をするなかで絞り出された人生のテーマが、クリアデザインの屋号の由来と重なったことでした。
クリアデザインの「クリア」には、自分自身がクライアントに対して色眼鏡をかけずにデザインに取り組むことに加え、曖昧で言語化できない思いまで汲み取って記号化することで、その人の視界をクリアにできるようなデザインを提供したいという思いをこめています。

自分という人間の核心を捕まえたことで、デザインは仕事であり、生き方であると漠然と感じていた自分の感覚は、ここから来ていると確信できました。

90分の限られた時間で、結構内心の奥深いところまで話しをしたので、ちょっぴり恥ずかしかったですが、自分の過去を、他者に関心をもって聞いてもらえる機会はなかなかないので、振り返りや棚卸しをしたいなぁという人は、機会があれば一度体験してみてはいかがでしょう★

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