読書記録|「静かな人」の戦略書

先日、タイトルにキャッチされて
書店で平積みされてるこの本を買ってしまいました。


この本の内容は、まんなかタイムスのコラムでいずれ書くとして。

タイトル副題「騒がしすぎるこの世界で内向型が静かな力を発揮する法」という
切り口がすごく鮮やかだな、と感心しました。
SNSやブログなどで個人の声を大きくできる時代に、時々疲れてしまうという声にださない本心をすくあげるように、静かであることは強みになるという視点がすごく広告っぽい。すでにここから戦略になってる。

広告の仕事は普通の人のまま「視点をすこし変えることが求められる仕事」だとある人に聞いたことがあります。
社会へのまなざしなしを持たず、肌感覚が鈍いまま、時代の空気をつかむ広告をつくることはできない、というかそれがなければ広告なぞそもそも必要とされない、そういうことなんじゃないかと理解しています。

文字組みだけで見せる、緊張感と抑制の聞いた静けさのあるデザインも個人的には好みです。
こういう触ったらスパッときれるような、緊張感のある紙面をつくりたい。
書体も綺麗だし、参考にしよう。